Shostakovich ショスタコービチ / 交響曲第4番 タバコフ&ブルガリア国立放送交響楽団 輸入盤 【CD】

   

基本情報ジャンルクラシックフォーマットCDレーベルGega *classics*発売日2014年04月03日商品番号GD-380発売国Europe組み枚数1関連キーワード Dmitri Shostakovich ,4, MRCK18 YKAPL18 YKMY18 YBKJ18 YKJL17 YKGS18 YKDC1 SPJN1 YPJN1 SPFB1 3800121303809 style701出荷目安の詳細はこちら>>楽天市場内検索 『在庫あり』表記について商品説明ショスタコーヴィチ:交響曲第4番タバコフ&ブルガリア国立放送交響楽団以前マーラーの交響曲全集が話題となったブルガリアの指揮者で作曲家のエミール・タバコフが、今度はブルガリア国立放送交響楽団を指揮してショスタコーヴィチの交響曲シリーズのレコーディングに取り組みます。

 タバコフは1947年生まれ。

ブルガリア国立音楽アカデミーで指揮とコントラバスを学んだ彼は作曲家でもあり、マーラーやブラームス、ベートーヴェンといったレパートリーのほかに、いくつかの自作のCDも制作していました 評判となったソフィア・フィルとのマーラー全集は、ソ連崩壊にともなう政変前後のレコーディングだったこともあり、オーケストラにちょっと非力な面があったものの、タバコフのストレートで迫力のある音楽づくりには高い評価が集まっていました。

 それから四半世紀、EUにも参加し、順調な経済成長を果たしてきたブルガリアでは、オーケストラのレヴェルも向上、特にブルガリア国立放送交響楽団の演奏水準は高いものがあるだけに、今回のショスタコーヴィチ・シリーズのスタートは歓迎されるところです。

 タバコフの指揮ぶりは、余計な思い入れを排したストレートで緊張感の強いものとなっている場合が多いため、ショスタコーヴィチの強い意気込みが反映された大がかりで天才的なオーケストレーション、頻出する管楽器のソロや、チェレスタ、ウッドブロックといった楽器の効果的な用法、急激なテンポ変更や、ポリリズムの面白さや、第1楽章展開部の超高速フーガなどなど、ユニークでごった煮的な魅力に彩られたこの傑作にはぴったりといえるかもしれません。

【ショスタコーヴィチ交響曲第4番】作曲者自身が「自分の書いた最高傑作、第8番よりももっと良い出来」と語るこの作品は、ショスタコーヴィチの交響曲の中でも特異な経緯を持ついわくつきの音楽。

30歳の時に完成した画期的な交響曲であり、リハーサルの途中で作曲者みずから発表を中止。

紆余曲折を経て、実に25年後の1961年、〈雪解け〉といわれる状況の中、コンドラシンの指揮でようやく初演が行なわれたというものです。

 その後の成功予定作(?)の第5番と較べると、この第4番は余りにも斬新かつ凶暴であり、前年に当局に批判されたポポフの交響曲第1番や、自身の『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の二の舞になることをショスタコーヴィチが恐れたのも無理からぬことだったのでしょう。

 確かに、この問題作から感じられる異様なまでの激しさ、力強さ、残虐さは比類のないものであり、それらに戦争や圧政の影を結びつけて考えるのも自然なことかもしれませんし、また、並存する諧謔的な表現についても、複雑なアイロニーの発露と考えれば納得も行きます。

 とはいえ、そうした時代背景への認識を抜きにしても、マーラーの7番や1番、マイスタージンガーの引用(パロディ)を経た大音響地獄の果てに、最後は美しく静かなコーダに収斂されてゆくという重層的な構図は、交響曲好きにはたまらないところです。

(HMV)【収録情報】・ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 Op.43 [62:43] 第1楽章:Allegretto poco Moderato - Presto [27:07] 第2楽章:Moderato con moto [09:13] 第3楽章:Largo - Allegro [26:23] ブルガリア国立放送交響楽団 エミール・タバコフ(指揮) 録音時期:2013年4月 録音場所:ソフィア、ブルガリア国立放送スタジオ1 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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